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「情報」のインフラ整備について

2012年9月22日(土)

予算特別委員会にて「オープンガバメント」について質問いたしました。

オープンガバメントとは、人と人、人と情報をつなぐインフラ整備のことです。
インフラ整備といえば本来、道路、橋のことなどですが、現在は「情報」のインフラ整備がすすめられています。
経済産業省は、この新しい公共インフラによって経済効果5.4兆円、福井県では360億円を見込んでいます。

特に鯖江市ではオープンガバメントが進んでいまして、全国的に注目されています。
鯖江市では、行政情報データを「XMLデータ」化にて一部公開し、そのデータを使って民間がアプリをつくったりすることができるようになりました。
例えば、、公共トイレのデータをXMLデータで公開したのですが、そのことにより、公共トイレの位置がわかるアプリがつくられました。
さらに、避難場所やAEDの場所なども公開することにより、災害時や緊急時におけるアプリをつくることも可能です。

全世界でもあまりまだ取り組んでいない政策ですので、鯖江市につづいて、福井市でも推進していただき、福井から全国に発信!となると、かなり面白いことになりそうです!!

その為には、行政のデータをLOD化(つながるオープンなデータ)する必要がありますが、3点について質問いたしました。まず
ホームページの一部のライセンスをオープンにすることに関して、市当局の今後の対応、方向性は。」
と質問しました。
すると、総務部長から答弁がありまして、
「行政情報のデータを公開、いわゆるオープン化を進めるに当たっては、画像の動画等の著作権処理ルールの整備を検討する必要がある。」
と前向きな答弁いただきました。

次に
行政情報のデータを、PDF形式以外のデータにして公開することについて、今後の対応、方向性は。」
と質問したところ
「現在のデータ提供方法は、それぞれの用途に応じたファイル形式になっており、現時点では不都合はないと考える。」
と、これも前向きな答弁いただきました。

意外と前向きな答弁が続いておりましたので、だんだんテンションのもあがってきまして、
「ホームページに掲載している行政情報データをCSVやXMLデータにすることについて、今後の対応、方向性は?」
と質問したところ、
「現時点では、ホームページ上でXML形式等の掲載はしていない。まずは、オープンガバメントという大きな考え方から、情報政策担当部署でしっかり議論し、基本的考え方あるいは方向性が出た後、それぞれの部署において個別具体的な対応をとることになる。」
と、前向きな答弁であったのではありますが、時間がかかりそうな答えでしたので、

「すぐに実践は難しいということだが、まだ全国的にも進められていない。いち早く取り組むことが必要であるが、どうか。
試しに簡単なデータ、例えば、避難場所の情報、AEDの位置情報、公共トイレの位置情報等、からオープンにしてはどうか。」
と質問したところ
「市の根本の考え方を決めてからでないと、枝葉の話を先に論じると設計上難しくなるということで、先ほど答弁したとおりである。」
との答弁でした。

以前からITを活用した市政運営に関して質問をさせていただいておりますが、
福井市の職員さんの中にも、ITに詳しく、前向きな方がたくさんいらっしゃいまして、ぜひこの政策も推進していけるように、今後も追いかけていきたいと思います。

たぶん、このブログやFBを読んでくださっている皆様でしたら、このオープンガバメントの必要性を理解していただけると思います。
一緒に盛り上げていきましょう!
 

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