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福井市の花「あじさい」の活用について

2013年9月16日(月)

 

質問

1、長崎市における「あじさい」の活用 

先 日、長崎市へ視察に出かけた時、たくさんのあじさいの花を見ました。長崎市の花が「あじさい」だからです。出島の門に咲くあじさい、眼鏡橋を彩るあじさ い、シーボルト宅跡で観光客をお出迎えするあじさい等に会いました。また、デパートに行きますと、ちょうど母の日ということもあって、色とりどりのあじさ いのアレンジが売っていました。一般的には母の日にはカーネーションを贈るというのが習慣ですが、長崎市ではあじさいを贈るのが習慣になっているのだなと 感じました。長崎市民にあじさいの花が愛されているようです。

 

2、あじさいの活用

・観光スポット

さ て、梅雨の真っ最中、6月下旬に、本市においてもあじさいがどのくらい咲いているのかを調査いたしました。やはり足羽山のあじさいロードのあじさいは見事 でした。しかし、一面に咲きほこるようなところがなく、車から降りてみようという見どころがありませんでした。一条谷遺跡を彩るあじさいもとてもきれいで したが、長崎市で感じたようなおもてなしをしてくれるあじさいではなく、物足りなさを感じました。私が一番感動したのは、大安禅寺の花菖蒲園でのあじさい です。花菖蒲とのコラボレーションであたり一面に色とりどり咲きほこり、本当にきれいでした。

今後、足羽山・一条谷遺跡等への観光スポットへのあじさいの花をふやす計画はあるのでしょうか。また、福井駅西口にて観光客をあじさいにてお出迎えするというのも福井らしいと思いますが、計画はあるのでしょうか。お伺いいたします。

 

・アレンジメント

さて、長崎市のデパートにてあじさいはきれいにアレンジメントをしてあげることによって明るいイメージになること、そして、ニーズがあり売れることが分かりました。

市内の花屋さんへあじさいのアレンジメント販売を呼びかけることで、福井市民にさらにあじさいのよさを知ってもらう機会になり、もっともっとあじさいを愛してもらえるようになると思いますが、いかがでしょうか。

また、市民向けアレンジメント教室などを開催してもいいと思います。見解をお伺いいたします。

 

3、栽培→販売へ

・生産者育成

本 市の本年度の予算を見ますと、水仙の生産に関する予算はありますが、あじさいの生産への予算はありません。あじさいの生産者育成等は特に行っていないよう です。しかし、あじさいをさらに普及させるためには、生産者を育成し、販売するというという流れをつくっていく必要があると思います。福井県が行っている 水仙のように、産地活性化にもつながってくると思います。あじさい生産者育成に関しての今後の方向性をお伺いいたします。


・品種改良

しかし、ただあじさいを生産しても売れないと思いますので、他にはないあじさいを品種改良してつくる必要があると思います。例えば、これまでのあじさいのあわいイメージを覆すような明るいイメージ、赤やピンク・黄色といったわくわくするような花の色をつくってみてはいかがでしょうか。

そして、チューリップ園やバラ園のようなあじさい園をつくって、世界中でここでしか見られないあじさいを植えれば、新たな観光スポットにもなると思います。

雨や曇りの日が多くうす暗くてパッとしない福井市を、あじさいを活用して、色鮮やかなあじさいにつつまれる明るい街に変え、新しい福井市のイメージを作りましょう!

 

再質問:

あじさいの生産者を育成する必要があるかどうかは、実際あじさいが売れるかどうかですよね。ではもし、あじさいが売れる商品であれば、生産者を育成してもいいはずですが、いかがでしょうか。

再々質問:

ど のくらいあじさいは売れるのでしょうか。ニーズがあるのでしょうか。先ほど申したように、長崎のデパートではあじさいのアレンジメントが店頭にたくさん並 んでおり、完全にあじさいが売り上げナンバー1でした。最近の動向では、花束より長持ちする鉢植えをプレゼントする方が増えたため、あじさいのニーズも増 えている、という調査結果もありました。

また、手軽にインターネットの楽天市場のランキングで調べてみたところ、母の日や父の日がある5月~7月には、バラとあじさいがアレンジされたあるドライフラワーの商品が、フラワー部門、ブリザード部門、誕生日部門で何度も1位を獲得しておりました。

今一度検討していただけないでしょうか。

 

 

答弁

足羽山・一乗谷朝倉氏遺跡へのあじさいの花を増やす計画について
足羽山公園のあじさいは、あじさいロードをはじめとして現在15,000株が植栽されています。
足羽山はギフチョウやカタクリなど貴重な動植物の生息地である。新たな植栽場所を選定する場合には、在来動植物への影響に配慮していく必要があり、今後も、市民の方々に親しまれた散策路としていくため、あじさいの補植等をしていきます。

一乗谷朝倉氏遺跡については、特別史跡であるため、遺跡の景観に影響を及ぼす植栽についても、文化財保護法により厳しい制限が加えられている。
植栽については、遺跡内の花粉調査などを元にして、中世の日本の在来種を育成し、当時の植栽に近づけることで遺跡の価値が高まるよう、少しづつ取り組んでいる。
こうしたことから、遺跡内では、あじさいのみを面的に増やすことはできないと考えています。


福井駅西口でのお出迎えについて

今後整備する西口再開発ビルの観光関連施設において、開花の時期に合わせ、あじさいにて観光客をお出迎えできるように検討します。

市民にあじさいの良さを知ってもらう機会について

これまでも、あじさいの色素を用いたタオル開発支援や、あじさいをモチーフとしたネクタイやハンカチの製品化などに取り組んでいる。
今後についても、あじさいそのものの活用は時期が限定されるため、花屋といった業種に限らず市の花あじさいをテーマにした商品開発や販売支援を行っていきます。

 

市民向けアレンジメント教室の開催について
中央公民館や地区公民館で行うフラワーアレンジメントを学ぶ学習グループへ、今後は使用する花の選択肢として、あじさいも取り入れるよう、呼びかけていきたいと考えています。

あじさい生産者育成に関しての今後の方向性について

本誌としては花卉を含めた園芸の生産振興は大きな課題であり、消費者のニーズが高く農家の所得向上につながる品目の生産振興が重要と考えている。
本市の中央卸売市場での、平成24年度における、あじさいの取扱量は約1万本で、100万円にとどまり、本市には、あじさいを生産し販売を行っている農家がない状況にあることから、あじさいの生産者育成に取り組む考えは今のところはありません。

 

あじさいの品種改良について
全国的に研究が進んでおり、福井市が取り組むまでもなく、多種多様な品種が開発されている状況にあります。

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