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平成30年度12月度定例会

2019年2月15日(金)

 質問

(中村綾菜)市民クラブの中村綾菜です。本議会は,議長から乳幼児を連れての傍聴を許可していただいております。先ほどから赤ちゃんのかわいらしい声も聞こえてまいりますが,議会が和み,明るくなったなという感じがしております。これを機会に,子育て世代,そして若い人に,もっともっと政治に,議会に興味を持っていただければと思っております。私の質問はリラックスして聞いていただければいいと思いますので,よろしくお願いします。  まず,子育て支援,母子支援についての質問をします。  産後サポートについてです。  妊娠,出産は,家族にとって大きなイベントです。感動の出産,赤ちゃんとの対面は,私たちに命のとうとさを改めて感じさせてくれます。しかし,出産はあくまでも人生の通過点です。家族にとって,さらに変化をもたらすのは,その先に続く産後なのです。しかし,子育てに関する情報は世にあふれている一方で,出産後の女性の身体や心の変化についての情報はまだまだ少ないのが現状でございます。そのために,産後に予想外の心身の不調やパートナーとの関係の難しさに直面し,戸惑う女性がたくさんおります。  しかし,産後は赤ちゃんの世話に忙しく,家に引きこもりがちになるため,産後特有の悩みを一人で抱え込み,外で語られることが少なく,見過ごされてまいりました。2015年から2016年の2年間に,妊娠中や産後1年未満に自殺した女性は全国で102人いたと,国立研究開発法人国立成育医療研究センターの調査でわかっております。また,77%の方が産後鬱,もしくは産後鬱一歩手前だったということが,NPO法人マドレボニータの調査でわかりました。  私はことし1月に2人目を出産して,初めて産後鬱のような状況になりました。外に出たくないし,人にも会いたくない。新聞や本などを見て外の情報を得たいとも思いませんでした。上に4歳の子がおりますが,赤ちゃん返りを始めて,構って構ってと寄って来ても,下の子に手間が非常にかかるために体力的にも無理があり負担になったのと,そして心に余裕がなくなってしまい,上の子にさわられただけでも嫌だなと思うようになりました。  本市においては,妊娠,出産,子育てへのサポートはかなり力を注いでくださっているように思いますが,産後という分野に関しては制度がまだまだ整っていないように思います。例えば,出産前は妊婦健診の費用助成や両親学級など母親に対する支援がある一方,出産後は乳幼児に関する健診の助成の支援はありますが,母親に対する支援はほとんどありません。また,出産前は出産後の乳幼児に関する説明はありますが,出産後の母体,母親に関する説明はほとんどなかったように思います。その結果,出産後に母親は体調不良や産後鬱に悩むという状況になります。この状況をどうお考えになりますか,まず率直にお聞きします。  平成31年度からは中核市移行に合わせ,福井市の保健センターは,妊娠期から子育て期における切れ目ない支援を行う母子保健の拠点としてリニューアルすると聞いております。保健師などの専門職の配置もしていただけるそうですが,ぜひ教室なども充実してほしいです。東京都文京区では,産後の母親の身体をサポートする教室が保健センターで無料で受けられるようになっております。また,6月定例会でも申しましたが,例えば2カ月,3カ月など,同じ月齢の乳児や親が集まる教室などを開催すれば,母親同士が話ができて,相談相手も見つけることができると思います。同じ月齢の乳児や母親が集まる教室や,産後の母親をサポートする教室を開催するなど,産後の母親支援についてどのようなことができるのでしょうか,お聞きします。  次に,産後ヘルパー制度についてお聞きします。  加賀市には,産後の生活を支援するためヘルパーを派遣する制度があります。2時間1,000円,20回まで家にヘルパーさんが来てくれるという仕組みです。この制度を利用している方にお話を聞いたところ,皿洗い,料理,掃除をしてくれるので助かる,何度か同じ方に来てもらっているので,信頼関係を築くことができて相談しやすい相手になったということです。どんなときに使うかといいますと,ちょっと休みたいとき,心を休めたいとき,おいしい御飯を食べたいときに利用するらしいです。産後1カ月は,母親はあまり身体を動かしてはいけません。しかし,現状は,実家に里帰りしたはいいけれども,祖父母は仕事,実家に気を使うなど,結局自分たちで家事,育児をしてしまうという方が多いようです。本市においては,家事援助は,すみずみ子育てサポート事業の中にあるようですが,なかなか見つけにくくわかりにくいようです。すみずみ子育てサポート事業の中から,独立させて産後ヘルパー制度として確立させてはどうでしょうか,お聞きします。  次に,3人目施策についてお聞きします。  私の友人には3人目を産む子がとても多いです。地元で仲がいい5人グループがあるのですが,うち3人が3人出産しております。  そこで,3人目を出産する割合を調べてみました。平成25年度の少子化,子育てに関する福井市民意識調査によると,子どもは何人かの質問に対し,1人が16.7%,2人が48.3%,3人が20.2%と,3人目で大きく減少することがわかりました。なぜ,理想の子どもの数と実際の子どもの数に違いがあるのかという質問に対して,経済的なゆとりがないと答えた方が23.8%で一番多かったです。経済的な問題だけでなく,子どもを3人以上育てるというのは並大抵のことではないと思います。私も子どもが2人おりますが,もう毎日大変で,戦争でございます。  そこで,3人目を産んだ家庭には,もっともっと支援やサービスを提供していいのではないかと思います。県の施策では,3人目を産むと,すまいるFカードというカードがもらえて,店舗で提示するとさまざまなサービスを受けられるのですが,まだまだ使えるサービスは少ないという意見を聞いております。もっと充実していただきたいなと思います。  また,来年10月からは,3歳以上は1人目,2人目かかわらず保育料が無料になります。本市においては,独自の3人目施策は行っていないので,市独自で3人目を産んだ家庭へのサービスを強化してはどうでしょうか,お聞きします。  また,単純に3人目を産んだ家庭においてはお祝い金を出すというのはいかがでしょうか。一部は出産後にお渡しするのではなくて,小学校に入るときなど,分けてお出しする等の工夫をしている自治体もございます。お聞きします。  続きまして,任意の予防接種助成事業についてお聞きいたします。  定期の予防接種に関しては,現在助成があり,とても助かっておりますが,任意の予防接種に関しては助成がありませんので,非常に負担が大きく,受けられない家庭もあると聞いております。例えば,インフルエンザの予防接種ですが,甲信越・北陸地方の平均価格が3,572円で,子どもが3人いる家庭では,1万716円かかります。しかし,予防接種をしないでインフルエンザになったとしても,子どもたちの医療費は自己負担がありません。お金の問題ではないかもしれませんが,自己負担がないということはそれだけ行政負担が出ているということにもつながっておりますので,結果的にも予防接種への補助をふやしたほうがいいのではないかと思います。ロタウイルス予防接種の費用の相場は種類により異なりますが,生後6週から32週までに,二,三回接種しなければなりません。合計すると,3万円前後かかるというのが相場です。経済的負担は大きいと言えます。他の自治体では,助成しているところもございます。これらの任意の予防接種について助成をお願いしたいのと,例えば子ども1人目は全額負担,2人目は半額負担,3人目は無料というような助成制度をつくってはいかがでしょうか,お聞きします。  次に,はぐくむ.netについてお聞きします。  1年間の閲覧件数は2万7,165件,1日の閲覧件数は平均で74.4件と聞いております。まだまだ少ないのではないかなと思っております。実際に,どのような人がどのような目的で使っているのでしょうか。分析はしていますか。また,情報はどのように集め,更新はどのぐらいの頻度で行っているのでしょうか,お聞きします。さらに,どうすれば利用者がふえるのかについても,あわせてお聞きします。例えば,イベントの情報ページは市内の子育て関係のイベントをどのぐらいシェアしているとお考えでしょうか。まだ少ないのではないかという意味でお聞きします。  ホームページをリニューアルする際に,市民の方々からイベント情報を得て作成できる機能が追加されておりますが,市民の方々に使ってもらっているのでしょうか。子育て関連のイベントは,行政機関が行うもの以外に個人で行うものもまだまだたくさんあるように思います。例えば,ベビーマッサージ,ベビーサイン,英語リトミック,産後ヨガなど,もっともっとイベントの情報をふやしてほしいなと思います。イベント作成機能の市民への周知についてお聞きします。  また,カレンダー機能をつくっていただき,予定されているイベントが一目でわかるようになったり,カレンダーの日にちのところを押せばイベントが出てくるような便利な機能をつくっていただきたいのですが,考えをお聞きします。  妊娠して母子手帳をもらいましたが,そのときにさまざまな資料も一緒にもらいました。しかし,いざその資料を出そうとしても,面倒くさい,情報量が多くて探すのに時間がかかるという声を聞いております。全ての情報をこのはぐくむ.netに載せてほしいですし,検索したらすぐ見つかるようにしてほしいです。考えをお聞きします。  さらに,今すぐ情報が欲しいときに,ホームページにアクセスするのでは時間がかかります。しかし,アプリであればすぐ開けて,検索しやすく,欲しい情報をすぐ取ることができます。はぐくむ.netのアプリ化についてもお聞きします。また,以前から要望しておりますが,母子手帳のアプリ化も,ぜひ引き続き検討をお願いします。  子育て関係では最後になりますが,子どもの遊び場についてお聞きします。  福井市内には,室内の遊び場が少ないと思います。福井市は雨天が多いので,そういった場所があるといいと思います。加賀市にあるかがにこにこパークがとてもいいです。体育館を改修した施設で,広い屋内で子どもたちを思い切り遊ばせることができます。市内にも,屋内で遊ぶことができる場所をふやしてほしいのですが,お聞きします。  屋内の遊び場として,本市は地域子育て支援センターを設置しておりますが,行きにくい,行ったことがないという声をよく聞きます。敷居が高いという声も聞いております。行っても,常連さんがいたり,グループができていたりして,入りづらいそうです。2歳になると,走り回ったりすることもありますので,小さい子が多いこの支援センターには行きづらいという声も聞いております。しかし,アオッサの子育て支援センターは,イベントがたくさんあったり,外部の方に来ていただいたりと楽しいそうです。しかし,この支援センターを利用するには駐車場代がかかります。アオッサには子育ての相談室もありますし,利用者に対して,1時間分でもいいですので補助をしていただけないでしょうか,お聞きいたします。  12カ所ある子育て支援センターの全体についてお聞きしますが,年間の利用者数延べ13万579人,1日当たり平均45.727人と聞いております。余り多くはないように思いますが,どのようにしたら利用者がふえるのでしょうか,お聞きします。  また,子育て支援センターのスタッフはどういった方がいらっしゃるのでしょうか。例えば,福井県民生活協同組合が運営する子育て支援ハーツきっずがありますが,専門的な方がたくさんいらっしゃって,安心して子どもを遊ばせることができ,評判のいい施設でございます。本市の子育て支援センターのスタッフは,どういった専門職の方でどういった研修を受けていらっしゃるのでしょうか,お聞きします。  続きまして,福井市財政再建計画と再編を検討する施設についてお伺いします。  平成29年度は,台風,大雪により20年ぶりに赤字決算になったことを受け,本市は平成30年度から平成35年度の6年間における財政再建計画をつくり,財政調整基金,いわゆる貯金を,30億円以上積み上げる計画を立てました。確かに,台風や大雪の影響で多額の支出が発生し,結果的に赤字になりましたが,私はこれまでしっかりと行財政改革をやってこなかったツケが回ってきた結果であると思います。2007年から毎年,財政調整基金を3億円から8億円当初予算に繰り入れ,使ってきたことも原因の一つであると思います。この基金は,今後,事業費を縮減したり,施設を減らしたり,市民サービスを低下させてまでつくるのですから,財政再建計画終了後も,しっかりと目的を絞って使うべきだと思います。現在凍結されている大型公共事業も,計画期間後に再開され,また同じようにこの基金を使ってしまうということにはならないのでしょうか,お聞きします。  さて,財政再建計画はかなり厳しい内容になっております。大幅な事業費カットを余儀なくされるなど,市民サービスの低下に大きくかかわってくると予想されますが,平成31年度はどのくらいの事業費がカットされるのでしょうか。割合等でお答えください。また,市民サービスの低下に著しくかかわることがあれば教えてください。  財政収支見通しを見ると,平成31年度からの5年間,仮に何も行財政改革に取り組まなかったとすれば,単年度当たり約20億円ずつ赤字になると示されています。これまでは,市債を発行して歳入に充てていたために赤字としては表に出てこなかっただけで,借金という形で将来に先送りをしていただけのことです。これも,以前から指摘させていただいていることです。市民の方々は,大雪でお金がかかり過ぎて福井市の財政が悪くなったと理解されている方が多いと思いますが,それだけではないという危機感をしっかりとお伝えしなければいけないのではないでしょうか。  財政難になった今こそ,市民の皆さんと力を合わせ,協働していかなければなりません。いま一度,協働のあり方,行政は何ができるか,市民は何ができるかを考え,意識を変えるチャンスになると思います。今後の市民協働のあり方についてお聞きします。  そんな中,施設の再編計画については,市民の皆様の声を聞かず進めているのではないかと危惧しております。財政再建計画では,5年間で27施設約6万平米のうち,半分の3万平米を削減するという方向性が急に出され,市民の皆様は困惑しております。なぜ,施設の再編をしなければならないのか,施設を維持するのにどのくらいの費用がかかるのかを市民の皆様に説明し,そこに携わっている方や利用している方の声をしっかりと聞いて,慎重に進めていっていただきたいと思いますが,今後の施設再編の進め方についてお伺いします。  続きまして,福井国体,全国障害者スポーツ大会が残した,スポーツ,人,まちの遺産についてをお聞きします。  1巡目の国体以来50年ぶりの天皇杯,初の皇后杯獲得を果たした第73回国民体育大会。開幕前の自転車トラック種目の躍進で勢いづけ,ボートの12種目中5種目優勝,ホッケー成年男子・少年女子の優勝,サッカーやラグビー成年男子の優勝,剣道女子の優勝,なぎなた少年女子の優勝などなど,すばらしい結果を残してくださいました。そして,一生懸命競技を行う姿が私たちに感動と勇気を与えてくれました。  そして,過去最多の金メダルを獲得した全国障害者スポーツ大会。国体との融合をテーマとし,車いすバスケットボールが国体会期中に開催され,多くの県民がチームふくいや県外の選手団にエールを送りました。この機会に,障害者スポーツを始めた子どもたちもたくさんおります。懸命にスポーツをする姿に,私たちは心を打たれました。本当に,多くの感動を与えてくれたこの大会の運営に携われた市役所の皆様,スポーツ関係団体の皆様,ボランティアの皆様などに深く敬意をあらわすとともに,心から感謝を申し上げます。  そして,今後は,この大会で得たものを本市のまちづくりへ生かしていただきたいと思います。特に,スポーツの遺産,人の遺産,まちの遺産をどう次世代に引き継いでいくのかが重要であると考えております。そこでまず,国体と全国障害者スポーツ大会を終えての感想をお聞かせいただきたいと思います。  まず,国体について詳しくお聞きします。  スポーツの遺産を次世代へどう引き継いでいくかについてお聞きします。  今大会は,少年女子・男子の活躍がとても目立ったように思います。今後も,子どもたちのさらなる育成をしていただきたいのですが,どのように行っていくのかお聞きします。  今大会で,チームふくいの選手として出場した選手を,アスリート,五輪代表候補として育成を行っていただきたいのですが,どのように行っていくのかお聞きします。  今大会が開催されるに当たって,クラブチームや社会人チームの強化もされてきたように思います。今後もぜひ,チームの育成,チームの維持を行っていただきたいのですが,今後どのように行っていくのかお聞きします。  市内各地では,さまざまな競技が開催されました。今後,地元に根づいていくためにはどのようなことができるのかをお聞きします。  次に,障害者スポーツについてお聞きします。  過去最多の金メダルを獲得し,多くの選手が育ってきております。アスリートとして今後どのように育成を行っていくのか,お聞きします。  指導者の育成も課題です。今後,どのように行っていくのか,お聞きします。  今回の大会で,初めて障害者スポーツをしたという障害者の方々がいます。そういった方々に,今後も継続して障害者スポーツを行っていただきたいのですが,障害者スポーツの継続をどのように行っていくのかお聞きします。  また,今回の大会を機に,競技のチームができたようですが,チームの維持が課題になっています。チームの維持を今後どのように行っていくのかお聞きします。  また,障害者スポーツの推進を行っていくためには,総合型地域スポーツクラブのような民間の組織の方々の育成,創設も鍵になると思います。総合型地域スポーツクラブの推進について,今後どのように行っていくのかをお聞きします。  また,今大会は多くの方々がボランティアとして参加されました。目の見えない方への配慮や身体が不自由な方へのサポートの仕方など,さまざまなことを学びました。また,ヘルプマークの周知など,多くの市民の障害者への理解促進につながったのではないでしょうか。ぜひ,今後も障害者の理解促進を行っていただきたいのですが,今後についてお聞きします。  国体の大きなテーマの一つとして,融合が掲げられていました。実際,車いすバスケットボールが国体会期中に開催され,多くの観客が県内外の選手を応援し,大変盛り上がりました。今後も,障害者の大会,健常者の大会を区別せず,一緒に行っていただきたいと思います。例えば,健常者の大会に障害者枠を設立してはどうか,お聞きします。障害者と健常者が一緒にスポーツをする機会の提供,例えばニュースポーツやユニバーサルスポーツの促進をしてはどうでしょうか,お聞きします。さらに,障害者への体験等のあり方について,今後どのように行っていくのかお聞きします。  最後に,人の遺産についてもお聞きします。  国体では,延べ1,148人ものボランティアが参加したそうです。このボランティアに参加された方は,引き続きボランティアをしたい,何か社会のためにしたいということを思っているそうです。ぜひ,この人の遺産をもとに今後もボランティアの活動を培っていただきたいと思いますが,今後についてお聞きします。例えば,鯖江市では世界体操が行われ,そのときに多くのボランティアが参加したということですが,その後,ボランティアで出会った仲間が集まり,市民活動交流センターという形になったそうです。国体は,行政だけでも,市民だけでもできなかったと思います。行政と市民,民間団体が協働して大会のためにと力を合わせたからこそ成功裏に終わったのではないでしょうか。このすばらしい気運,遺産を今後どのように維持,そして展開していくのでしょうか,お聞きします。  以上で読み上げの総括質問を終わります。ありがとうございました。

 

答弁

◎副市長(西行茂君) 私からは,財政再建計画と再編を検討する施設に関する御質問のうち,今後の市民協働のあり方についてお答えします。
 本市は,このたびの財政再建の中で,146の事業を中止もしくは縮減しました。こうした状況において,市民の皆様が有志で実行委員会を立ち上げ,中央公園を会場にプール遊びや本の交換市,健康相談やお堀の清掃など,市民の皆様が手づくりで行った「できるフェス」などの事業で御尽力いただきました。市民協働によりすばらしい取り組みが生まれたことに対して,関係の皆様に深く感謝を申し上げます。同時に,今回の事業の中止・縮減は,市民協働の意義や必要性について再確認する一つの契機になったものと考えております。
 こうした中,今後の市民協働のあり方についてですが,平成29年度に福井市市民協働推進委員会において,平成16年の福井市市民協働の推進及び非営利公益市民活動の促進に関する条例,いわゆる市民協働条例の制定以降,13年間にわたる本市の市民協働の総括として,市民協働の推進に関する検証を御報告いただいております。その中で,今後の方向性に関しては,まず行政における意識醸成の強化や多様なアプローチによる市民への浸透,また支援事業の充実と担い手づくりの推進,そして新たな手法による協働事業の創出を,4つの提言としてまとめていただいているところでございます。
 本市としては,今回の事業の中止,縮減や,市民の皆様の大きな御協力のもと成功裏に閉会した国体・障スポを契機として,市民協働のさらなる浸透を図るとともに,市民協働の推進に関する検証で御提言いただいた内容を踏まえ,着実に取り組むことを通じて,市民協働の一層の推進に努めてまいります。
 (財政部長 村田雅俊君 登壇)

◎財政部長(村田雅俊君) 財政再建計画の残りの御質問にお答えします。
 この計画では,資金繰り入れに頼らない収支均衡した財政構造を確立した上で,平成35年度に財政調整基金を30億円以上積み立てることとしております。計画期間終了後も,収支均衡した財政構造を維持することで,積み立てた財政調整基金については,経済危機などによる歳入の急減や災害等の突発的な支出増などへの対応という本来の目的に沿って使用してまいります。
 次に,平成31年度の事業費の縮減についてですが,委託料,光熱水費などの物件費や補助金,負担金などの補助費において,減額する率は異なりますが,全体で一般財源ベースでおおむね10%縮減,また公共工事費である普通建設事業費については一般財源ベースで20%を縮減する必要があると考えております。なお,事業費の縮減により,市民サービスの低下については一定程度避けられないものと考えておりますが,事業の優先度を見きわめるなどにより,極力最小限にとどめるよう努めてまいります。
 次に,財政に対する危機感を伝えていくことについてですが,再建計画においても市税収入や基金残高の減少,その一方で扶助費や繰出金,公債費,市債残高の増加など,財政状況悪化の要因を分析しており,これらの内容については市政広報,ホームページなどでお知らせをしております。今後も,市の財政状況や再建計画について,市長と語る会や市政出前講座など,さまざまな機会を通じて周知を図ってまいります。
 次に,今後の施設再編の進め方についてですが,先月,本市にお住まいの18歳以上の方2,000人を対象に市民アンケート調査を実施しました。このアンケートでは,施設マネジメントアクションプランの必要性や目標値の妥当性のほか,財政再建計画に掲げる27施設の再編についての優先度,これら27施設以外の公共施設に対する御意見などをいただいております。また,27施設のうち,市の庁舎等を除く19施設を対象に,施設の利用頻度や満足度などを尋ねる利用者アンケートも実施しております。これらのアンケート調査については現在集計中でありますが,その結果やサウンディング型市場調査による民間事業者からの意見なども勘案し,庁内会議や議会での議論を重ねた上で施設マネジメントアクションプランに反映させてまいります。その後,その案をもとに,パブリックコメントのほか市民説明会や出前講座などを実施し,施設再編の理由や施設に係る費用,施設ごとの方向性などについて説明をしてまいります。そして,その中で御意見を伺いながら,市民の皆様の御理解を得られるよう努めていきたいと考えております。
 (福祉保健部長 山田幾雄君 登壇)

◎福祉保健部長(山田幾雄君) 子育て支援,母子支援についてお答えします。
 まず,産後サポートについてですが,国の健やか親子21の最終評価報告書では,平成25年度の産後鬱病疑いの発生率は9%と発表されております。一方で,議員御指摘の産後サポートを行っているNPO法人マドレボニータの調査では,産後鬱との診断を受けていないが産後鬱だったと思う,産後鬱一歩手前だったと思うと答えた方が77%いるなど,一時的,潜在的に産後の心身の不調を感じる母親が少なくないという現状にあると考えられます。
 本市におきましても,核家族化の進展や地域のつながりの希薄化,晩婚化などに伴い,高齢出産や夫や家族からの支援が受けられないなどのケースもあることから,育児不安を抱える妊産婦が増加している状況にあり,産後の心身の不調などに対する支援が重要であると認識しているところでございます。
 次に,産後の母親支援についてですが,本市では産婦やその家族を対象に,妊産婦・新生児訪問事業やにこにこ子育て相談会,助産師・ママくらぶなどの教室を実施し,育児や産後の健康に関する相談等を行っております。なお,助産師・ママくらぶでは,産後ヨガや母のストレッチ,ママ体操などの母体ケアのミニ講座も開催しております。さらに,特に心身のケアや育児支援が必要なハイリスク妊産婦に対しては,気がかり親子連絡票により医療機関等と連携を図り,産後間もない時期から保健師や助産師による訪問などで継続した支援を行い,必要に応じて育児支援サービスや医療機関につなげるなどの支援を行っております。また,デイケアやショートステイなどでの産後ケア事業を産科医療機関等で実施することも検討しております。さらに,今後,産後の母親に対する教室等の開催をふやし,その中で同じ月齢の子どもを持つ母親同士の仲間づくりへの支援や母体の心身ケアなど,産後の母親支援の充実に努めてまいります。
 次に,産後ヘルパー制度についてお答えします。
 本市では,妊娠期から就学前までの子育て世帯を対象に,一時預かりや買い物,洗濯などの家事をサポートする事業としてすみずみ子育てサポート事業を行っており,産後ヘルパーの役割も担っております。特に,産後1カ月未満の場合には,補助額を大幅に拡充する等,産後サポートに努めているところでございます。本事業につきましては,これまでも福井市のホームページや結婚・子育て応援サイトはぐくむ.netへの掲載に加えて,母子手帳交付時やこんにちは赤ちゃん訪問事業の訪問時,保健センターで月1回行われるにこにこ子育て相談会等で,機会を捉えて周知しているところです。さらに,家事援助が支援対象となっていることや産後1カ月未満の支援が充実している点については,わかりやすく工夫して周知に努めてまいります。
 次に,3人目施策についてお答えします。
 本市では,現在,県の新ふくい3人っ子応援プロジェクトによる補助金を活用して,子どもが3人以上いる家庭の子育て費用を軽減するために,第3子以降の保育料の無料化等を行っております。具体的には,保育園,認定こども園,幼稚園の保育料の第3子以降の無料化,保育園,認定こども園での一時預かり利用料の第3子以降人数分の無料化,認可外保育施設での一時預かりや家庭支援を行うすみずみ子育てサポート事業の利用料補助の第3子以降人数分の補助増額,病児保育利用料の第3子以降の無料化をしており,今後もこれら3人っ子世帯への支援を継続していきたいと考えております。
 次に,誕生祝い金についてですが,本市では平成19年度をもって誕生祝い金事業を廃止しております。出産による祝い金よりも,継続的な子育て支援に資するとの考えのもとに,今ほどの第3子以降の保育料無料化等を実施することとしました。今後も,これらの事業による支援を継続することで子育て支援の充実に努めてまいります。
 次に,任意の予防接種助成事業についてお答えします。
 インフルエンザとロタウイルスの予防接種は,予防接種法において定期予防接種として定められておりません。また,子ども医療費助成制度など,子育て世帯の経済的支援なども総合的に勘案する中で,本市としても,両予防接種とも任意接種として位置づけられていることもあり,これに対する助成は現時点では考えておりません。なお,ロタウイルスワクチンについては,定期接種化の検討対象となっているところであり,国の動向を注視してまいります。
 次に,結婚・子育て応援サイト,はぐくむ.netについてお答えします。
 はぐくむ.netでは,結婚や子育てに関する情報やイベント情報など,さまざまな情報を提供しており,未婚の方が結婚事情について知ったり,子育て中の方が各種届け出,健診,支援情報等について検索したりして,情報収集のツールの一つとして利用いただいております。また,イベント情報やコラム等について,幅広くどのような方にも役立つ情報を提供し,閲覧していただいております。この閲覧数につきましては,毎月集計しており,トップページのほかにカテゴリーごとの閲覧数も確認することで,どのような方に見ていただいているかなどの現状について把握に努めているところでございます。
 次に,情報収集及び更新についてですが,行政情報に関しては各課で直接入力して情報を提供しており,内容に変更があればその都度更新しております。また,とっさの救急処置,応急手当てや保育コラム等を発信しているなるほどコラムは,消防士や保育士などの各分野の専門家に執筆を依頼し,月平均で三,四回程度,そのほかイベント情報につきましては週1回程度更新しております。
 次に,利用者をふやすための工夫ですが,はぐくむ.netを周知するために,毎年,名刺サイズのPRカードを7,000部発行し,婚活イベントの参加者やこんにちは赤ちゃん訪問事業の訪問先,図書館で行っているブックスタート時に配布したり,産婦人科や小児科の窓口に設置していただいております。また,結婚・子育てガイド,はぐくむbookの表紙裏ではぐくむ.netの紹介もしております。さらに,はぐくむ.netを紹介するポスターをアオッサや子育て支援室の窓口に掲示したり,子育て情報誌「ほっと」の来年2月号で,はぐくむ.netの特集記事を掲載する予定であります。このように,今後も幅広く市民の方の目に触れるよう周知に努めてまいります。
 次に,イベント作成機能についてですが,イベント情報の投稿が気軽にできるようマニュアルを作成し,保育園や地域子育て支援センター,子育て団体等に配布して投稿を依頼しているところですが,サイトを通しての投稿数は少ないのが現状です。今後は,先ほどの子育て情報誌「ほっと」で投稿方法を周知したり,引き続き子育て関係の団体に広報するなどして,幅広い方に投稿していただけるよう周知に努めてまいります。
 次に,カレンダー機能についてですが,イベントについてカレンダー表示をすると,文字数に限りがあり,一目でイベントの内容を把握することが難しいということを考慮して,現在のように日にちごとに表示し,行きたいイベントをクリックすると詳細ページに飛ぶようになっております。また,これから開催されるイベントを開催日やカテゴリー,地区で絞り込むこともでき,用途に合ったイベントを探せる工夫もしているところです。
 次に,母子手帳交付時に配られる資料のはぐくむ.netへの掲載についてですが,本サイトは結婚と子育てに特化したサイトであるため,母子健康手帳を配布する際の添付資料に類似の内容は掲載しております。例えば,児童手当や子ども医療費助成の手続,こんにちは赤ちゃん訪問事業等の子育てに関する行政情報は,子どもを育てようのコーナーに年齢別,支援別に,また歯の健康ミニブックに掲載のある歯の内容については,なるほどコラムの歯の健康で紹介しております。母子手帳交付の際には,他団体の資料も配布しているため,全てを網羅することは難しいですが,できるだけリンク等を張るほか,今後も必要な情報は適宜追加して,よりわかりやすく見やすいサイト運営に努めてまいります。また,アプリ化につきましては,現在,平成32年度からの第二期子ども・子育て支援事業計画策定に伴い,福井市在住の就学前児童の保護者2,000人を対象とした子ども・子育て支援に関するニーズ調査を行っております。その調査の中で,子育てに関する情報収集の手段について質問をしており,スマートフォンや携帯電話のアプリについても調査しているところです。その調査結果も踏まえ,アプリの導入について検討していく予定です。
 次に,子どもの遊び場についてお答えします。
 屋内で遊べる施設についてですが,現在,本市では12カ所の子育て支援センターを設置しております。その中で,ぱんだルームやひよこ広場は複数の部屋があり,園庭もある施設のため,1日平均約100人の利用をいただいております。また,福井市が毎年実施している利用者アンケートでは,子育て支援センターについて,親子ともに支援してもらえる,開放的,雨の日の遊び場になる,職員が目配りしてくれて安心等の意見も多く,子どもと一緒に安心して遊べるという回答は全体の9割以上を占めており,満足していただいているものと考えております。
 次に,アオッサの子育て支援室の利用者に対する駐車場料金の補助についてお答えします。
 子育て支援室の利用者につきましては,その半数以上が自家用車で来所されていますが,アオッサはその立地上,公共交通機関での利用がしやすい施設となっております。駐車料金の補助につきましては,車以外の公共交通機関を利用される方との整合性や中心市街地にある他の公共施設との整合性の観点等から考えておりません。また,利用者をふやすための工夫ですが,ホームページでの情報提供を初め,市の子育て支援室や保健センターの窓口でのチラシ配布や赤ちゃん訪問時に全戸配布を行っています。また,昨年度から出産・育児関連の店舗の協力を得て,店舗でのチラシの設置も行い,より多くの市民に利用していただけるよう周知に努めています。
 最後に,スタッフの研修等についてですが,子育て支援センターのスタッフはおおむね保育士,幼稚園教諭等の有資格者により構成されております。各子育て支援センターで独自に行っている子育てに関する講義や実技研修のほか,市が年4回開催する子どもの発達,子どもの遊び,子どものかかりやすい病気等をテーマにした研修にも参加してもらい,スタッフの資質向上に努めております。
 次に,障害者スポーツについてお答えします。
 アスリートや指導者の育成についてですが,まずアスリートの育成につきましては,国体・障スポで活躍が期待される有望選手を,チームふくいアスリートとして県が認定し,障害者スポーツ振興のため,県の外郭団体として設立されたしあわせ福井スポーツ協会とともに,競技活動をサポートするなど競技力向上を図っているところです。また,指導者の育成につきましては,しあわせ福井スポーツ協会が広域的な観点から養成,登録及び派遣等に取り組んでいるところであり,障害者スポーツに関する人材バンクの運営,アスリートのトレーニングメニューや指導方法等の研究に係る事業も行っています。このような取り組みに対して,本市も指導員養成研修の周知などを行っており,引き続き協力してまいります。
 次に,国体・障スポ後の継続的な障害者スポーツの推進についてお答えします。
 本市は,これまでも障害のある方を対象としたスポーツ教室や障害者スポーツイベントなどを開催しており,今後もそれらの事業を継続することで障害者スポーツの普及啓発を図ってまいります。
 次に,障害者スポーツチームの維持についてですが,障害者スポーツのチームは障害福祉サービス事業者等が母体となり結成していることが多いため,本市としてはサービス事業者等に対し,必要に応じて障害者スポーツチームの維持のための取り組みをお願いしてまいります。
 次に,障害者への理解促進についてお答えします。
 本市では,国体・障スポ開催に当たって,ヘルプマークに関するポスターを作成し,市内の競技会場を初め,公共交通機関,大規模商業施設及び医療機関等に掲示するなど周知に努めました。また,国体運営ボランティアを対象に,ヘルプマークの説明や手話ミニ講座を開催するなど,障害への理解促進に取り組んできたところです。今後も,これらの取り組みを継続するとともに,手話言語を含むコミュニケーション条例も制定し,市民へのさらなる理解促進に取り組んでまいります。
 次に,障害者と健常者が一緒にスポーツする機会の提供についてですが,本市では昨年度からユニバーサルスポーツである卓球バレーの競技大会を市長杯として開催しており,ことしの第2回大会では,障害者と健常者の交流をテーマとして,参加資格を小学生や高齢者等の障害のない方にも広げて開催したところです。今後も,障害者と健常者が一緒になった取り組みを進めてまいります。
 最後に,障害者スポーツの体験教室については,本市ではこれまで障害のある方を対象としたスポーツ教室を年12回開催してきました。今後も,障害者スポーツの裾野を広げる取り組みを継続し,障害者スポーツの普及や振興を図ってまいります。
 (国体推進部長 松山雄二君 登壇)

◎国体推進部長(松山雄二君) 国体と全国障害者スポーツ大会を終えての感想についてお答えします。
 国体において,本市は14競技16種目の競技会運営を担当し,台風第24号及び第25号の接近に伴う天候不良等により一部の競技で日程変更などありましたものの,競技団体などと連携し,おおむね順調にできたものと思っています。また,全国から訪れる方々をつるつるいっぱいのおもてなしでお迎えするため,JR福井駅等にアーケードフラッグや歓迎のぼり旗,床面シートなどの装飾を設置しました。また,全ての競技会場で,小・中学校,自治会,企業,各種団体など,多くの市民の方々に協力いただき,花プランターの育成や都道府県応援のぼり旗の制作,環境美化などのボランティア,福井の食材を活用したおもてなし料理の振る舞いなどを行っていただくことができました。そして,本市で開催された自転車競技や剣道競技で好成績をおさめたことで福井県選手団に勢いがつき,総合成績で天皇杯及び皇后杯を獲得し,大変盛り上がった国体であったと感じています。
 また,全国初の取り組みとなった国体と障スポの融合では,国体会期中に車いすバスケットボール競技を開催したり,障スポ3競技に市内の全中学生が学校観戦し,選手等を力強く応援したりするなど,大勢の市民の方が競技観戦したことで障害者スポーツに興味や関心を持っていただけたと感じています。このように,トップアスリートの白熱した戦いを多くの方々が間近で観戦したことで,さらなる競技力向上や市民の豊かなスポーツライフの実現,そして障害への理解が深まるものと考えています。
 (教育部長 内田弥昭君 登壇)

◎教育部長(内田弥昭君) 「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会の遺産についてお答えします。
 今後の子どもたち,アスリート,チームの育成についてですが,今回の国体に向けた選手の育成・強化においては,平成25年度から県が中心となり,実績のある高等学校,中学校の運動部活動を重点強化校,強化推進校として指定し,加えて企業やクラブチームの強化も図ってまいりました。また,各競技においてすぐれた指導者にスーパーバイザーとして就任いただくことを皮切りに,特別強化コーチ兼選手の招聘を行うことで競技力の向上に取り組んできたところでございます。
 本市でも,国体選手の育成強化においては,体育施設の利用に際しての優先予約や利用料の免除などで支援を行ってまいりました。今後は,国体に向けて育成した選手や招聘した指導者を活用し,2020年東京オリンピックや2021年に県内を中心に開催される全国高等学校総合体育大会を見据えた選手の育成強化に県や各競技団体と連携して取り組んでまいります。
 次に,市内で行われた競技が地元に根づいていくための方策についてですが,本市では,国体で正式,特別,デモンストレーションを合わせて17の競技が,また障スポでは合わせて5競技が開催されたところです。本市では,このように多くの競技が開催されましたが,本市以外で開催された競技でも愛好者が多く,盛んに活動している競技が多数あることから,特定の競技だけの普及促進を行うことは困難であると考えます。しかし,本市で開催された競技や本市から参加のあった競技は,これまでの取り組みを通じて確実に指導者や競技人口がふえ,底辺の拡大につながっているものと考えております。今後,市民が親しんだ各競技がさらに発展するため,継続したスポーツ環境の整備に努めてまいります。
 次に,障害者スポーツについてのうち,総合型地域スポーツクラブの促進についてですが,現在,本市にはNPO法人ふくいスポーツクラブ,一般社団法人清水スポーツクラブ,福井フェニックス陸上クラブの3つの総合型スポーツクラブがあります。特に,ふくいスポーツクラブでは,障害者を対象とした教室を実施しております。今後,新たな総合型スポーツクラブ設置の際には,障害者が気軽にスポーツに参画できるクラブ設置となるよう働きかけてまいります。
 最後に,健常者の大会での障害者枠の設立についてですが,本市が実施しているファミリーミニマラソン大会では,昨年度から車椅子での参加もできるようになりました。しかしながら,各競技団体が主催する大会などでは,競技種目によっては障害者枠を設けた場合の参加人数の確保や,通常競技とは異なるルールへの対応など多くの課題があると考えられますので,今後,各競技団体の意見等を聞きながら,障害者枠の設立について働きかけてまいります。
 (市民生活部長 牧野浩君 登壇)

◎市民生活部長(牧野浩君) 次に,人の遺産の御質問のうち,国体ボランティアの遺産を今後どのように培っていくかについてお答えします。
 国体・障スポでは,延べ1,148人の方が各会場においてボランティアとして活躍され,大会の成功につながりました。今回の活動をきっかけとして,ボランティアの楽しさ,やりがいに気づかれた方々も多いのではないかと思われます。前回,昭和43年の福井国体においても,環境美化の取り組みがその後も引き継がれ,現在,各地域で展開されている花いっぱい運動につながりました。
 本市としては,御活躍いただいたボランティアの引き続き活動したい,社会のために何かしたいなどの意欲をしっかりと受けとめ,着実に次のステップにつなげたいと考えております。その一歩として,去る11月24日には,福井市内の各会場で活動されたボランティアを対象に,国体・障スポ市民ボランティア大同窓会をハピリンで開催し,予定を上回る138人の方が参加されたところでございます。その中では,おもてなしボランティアに関する講演やボランティアの種を育てようをテーマとしたワークショップを行い,自分が興味を持っていることをボランティア活動につなげることが継続できるコツであるなど,次の活動を始めたい方に多くのヒントをつかんでいただくことができました。今後は,ボランティアに関する講座やイベントなどの情報提供を積極的に行い,次の活動につなげるための支援に努めてまいります。
 また,今回の国体・障スポでは,御登録いただいていた運営ボランティアのほかにも,地域での清掃活動やおもてなし料理の振る舞いなど,さまざまな活動で多くの方にボランティアとして御活躍いただきました。このような多くの市民に芽生えたボランティア意識をより一層高めていくには,活動のための支援の充実を図ること,活動の場を一層広げていくことが重要でございます。福井市総合ボランティアセンターでは,専門職員であるボランティアコーディネーターによる相談業務やボランティア情報サイトによる情報発信,ボランティア講座などの事業を充実し,ボランティアを始めたい方が必要な情報や活動の機会をスムーズに得ることができるよう,一層の支援に努めてまいります。また,活動の場を社会のさまざまな分野に広げ,より多くの活動機会が創出されるよう各部局が連携するとともに,施設,団体,企業,学校等への働きかけを進めてまいります。
 最後に,行政と市民,民間企業の協働による気運,遺産を今後どのように維持,展開していくかについてお答えします。
 
					

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