若手の力を活かす政策について
2012年9月22日(土)
「若手」が伸びれば福井はよくなる、というマニフェストのもと、
若者の力を生かす政策について、一般質問いたしました。
私は市民活動が大好きで、1500人メガコンパのUTAGE、楽放課後楽校、20代経営者の会、女子会、20代会、青年会議所、ふくむすび会、ホヤカフェ、車いすサッカー等々、たくさんの団体の関係を持ち、
「何かやりたい、やってみたい」「福井のために何かしなくては」「子供たちのために」と熱い想いのある若者と一緒に活動しています。
福井市民一人一人が何かの為に、自ら行動し始め、社会的な活動を行っていくことが、福井の活性化につながると考えているからです。
福井市は「市民協働」を大きく掲げており、市民活動や若手への助成事業がたくさんあります。
私は、福井市が独自に行うイベントを極力減らし、民間が独自に行うイベントへの転換を訴えています。そのことにより、「何かやりたい、やってみたい」「福井のために何かしなくては」という市民の方々や若手へのチャンスをどんどん増やせることができる、と考えるからです。
まず、
「市民への助成事業に関しては、さらに使いやすく、分かりやすい制度になるためにどのようにしているか」
質問をいたしまして、
「ふくい市民活動基金助成事業は、設立年数や団体の状況に応じてコースを設け、使いやすい助成金にしている」
「ふくい市民活動基金助成事業以外の助成金制度についても、今後、市民活動団体の目線に立ったより利便性のある制度となるよう努める」
という答弁をいただきました。
助成金がきっかけなり、事業を立ち上げることができた団体も多いかと思います。
しかし、ずっと助成金だのみで運営していくことは難しいことです。自分たちで独立するために資金を集め、事務局を立ち上げ組織化し、同じ思いを共有する仲間とともに継続していくのは非常に難しいことです。
そこで、
「事業を組織化し継続していく上で、福井市としてどのような支援をしているのか」
と質問したところ、
「まち美化パートナー制度や誇りと夢・わがまち創造事業は継続助成している団体が多い。広報や啓発の支援においては、NPO支援センターのHPやセンターだよりを通じた広報により行っている。現在センターには220の団体に登録いただいておりますが、これらの団体が、市の共同事業や助成金の活用、相談・情報提供機能を活用し、団体活動の拡大や組織体制の向上に繋がってきていると考えている」
という答弁をいただきました。
広報や啓発に関しては、近年、非常に簡単にできるようになりました。ソーシャルメディアサービスが充実してきたからです。福井市でも今年から、ソーシャルメディアサービスの活用を8つの部署がはじめました。
そこでさらなるSNS活用に向けて質問させていただきました。
「例えば、広報広聴課のツイッターの中で、福井市のトップページにある新着情報が流れています。情報が市民にいち早く伝わり、イベント情報が随時伝わっています。そこで、市民活動団体の情報や、団体の行うイベントの情報をまとめて流すことも可能ではないか。
また、フェイスブックのイベントを作成することで、随時イベント情報を伝えてはどうか」
と質問したところ、
「今後も、市民活動団体の情報や団体の行うイベント情報などについてもツイッターやフェイスブックから発信できるよう、取り組んでまいります」
という答弁をいただきましたが、
具体的にどうするか、という答弁はいただけませんでしたので、今後もおっかけていこうと思います。
また、事務局の組織化という点で、まだまだ苦労されている団体が多いですので、
事務局機能の補助というのは、基本的に行政がやるべきではないとは思いますが、事務局を手伝う人材を派遣したり、紹介することは可能ではないと考えています。
「行政の強みは幅広く多彩な人材を知っていることです。人と人をつなげ、交流ネットワークを築くシステムの構築をすべきです。例えば、とにかくいろんなところへ出かけ、出向き幅広い人脈をもった専門のコーディネーターをつくってはどうか」
という質問をしたところ、
「交流ネットワークを築くためのコーディネーターについては、関係市職員やNPO支援センター職員等においてコーディネート能力を高める研修等を行い、その資質を高めてまいりたいと考えています」
という答弁をいただきました。
さらに、
「研修を行いまず能力を高めないとできないことでしょうか。足をつかって出掛け出向き、幅広い人脈をつくることが大事ではないか」
と質問したところ
「そういうことが好きな職員もおりますので、能力を高めていきたいと考えている」
という答弁をいただきました。
社会的に活動し、福井に貢献してくださる若手の人材を増やし、育成するためには、
「市民活動をやろう」と意気込む若手にチャンスを与え、支援し、推進することが大事です。それが福井市の活性化に必ずつながります。
元気のある若者に、福井で活動し、福井で夢を語り、次世代を担ってもらうために、今後も活動してまいります。
2024年2月26日(月)
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