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子どものマスク着用に関して

2021年10月27日(水)

子どものマスク着用に関して

令和3年9月議会 一般質問

中村議員

1 子どものマスク着用について
①マスクを着用しないという選択がしにくいという子ども達の声をどのように受け止めるのか。
②マスク着用に関する健康リスクをどのように考え、またどのように周知しているのか。
③マスク着用に関するコミュニケーション不足についてどのように考え、今後どのように対応していくのか。
④健康上どうしてもマスクができない子がいるため、風評被害が無いように保護者、地域の方への周知をお願いしたいが見解は。
⑤教育委員会としても、学校としても、子ども達にマスクを外して良いと指導しているとのことだが、現状と違うような気がする、しっかり把握し、指導してほしいが見解は。

<教育長>
① 子どものマスク着用についてお答えします。   まず、子どもたちの声をどのように受け止めるのかについてですが、暑い中、マスクをするのは、大人でも大変であり、子どもたちにとっても大変であると感じております。そのような中にあっても、子供たちは自分が感染しないためだけでなく、大切な人に感染させないためにも、頑張って感染予防対策に取り組んでくれていると感じています。マスクの着用に関しては、国や県の通知を踏まえ、市のガイドラインにおいて、学校教育活動の際身体的距離が十分とれないときはマスクを着用することとしています。  ただし、学校教育活動の態様や児童生徒等の様子などを踏まえ、臨機応変に対応することとしており、気温や温度、暑さ指数が高い日など熱中症等の健康被害が発生する可能性が高い場合や、体育などの運動時にはマスクを外すこととしています。  本市としましては、引き続き、国や県の通知も踏まえ、市のガイドラインに沿った対応を行ってまいります。
② 次にマスク着用に関する健康リスクについてですが、気温や湿度、暑さ指数が高い日のマスクの着用は、熱中症などの健康被害が発生するおそれがあります。熱中症は命に係わる危険があることを踏まえ、熱中症への対応を優先することを、市のガイドラインや通知文により各学校へ周知しています。
③ 次に、マスク着用に関するコミュニケーション不足についてですが、コミュニケーショは、人間形成において意思の疎通を図りながら信頼関係を築いていくため、とても重要な要素です。マスクを着用したことで、顔全体の表情が分かりにくくなってしまうことは理解できます。しかし、表情以外にも身振りや手振り、会話などでコミュニケーションをとることも可能です。マスクの代わりに表情が分かる感染防止のツールとして、フェイスシールドやマウスシールドの使用が考えられますが、密閉度が不十分であり、マスクに比べて効果が弱いことから、今後も感染予防対策としてマスクの着用を引き続き指導していきます。
④ 次に風評被害についてですが、マスクの着用に限らず、新型コロナウイルス感染症に関して、誤解や偏見に基づく風評被害があってはなりません。  マスクの素材によっては、アレルギー反応が出たり、口元などにアトピー性皮膚炎などの疾患を持っている場合など、健康上どうしてもマスクを着けられない子どもへの配慮も必要であると考えています。個人個人の体の事情に合わせる必要がある場合でも風評被害に及ばないよう、児童生徒や保護者の方などへ、引き続き理解を求めていきたいと考えています。
⑤ 次に、マスクを外すことに対する現状の把握と指導についてお答えします。  学校活動では、身体的距離を確保できない場合は原則としてマスクを着用しますが、熱中症などの健康被害が発生するおそれが高い場合や、体育や部活動の運動時はマスクを外すこととしています。
 現状ですが、マスクを外してもよい場面でも、子ども個々の事情によっては、感染を恐れてマスクを外したがらない子どももいます。そのような場合は、熱中症などの健康被害が及ばないように様子を観察しながら注意して対応していきます。  マスクの着用は自分がうつらないためだけでなく、自分の大切な人にうつさないためにも必要なことであると考えますので、引き続き、ガイドラインに沿った対応をしてまいります。

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